1.スペイン語でクリスマス・新年の挨拶


◆ ¡Felices fiestas!

英訳:Happy holidays!
和訳:幸せな祝日(クリスマスシーズン)になりますように!

◆ ¡Feliz navidad y un prospero año nuevo!

英訳:Merry Xmas and a prosperous new year
和訳:楽しいクリスマスと実り多い新年を!


スペインの年末年始

  • 2つ目の文例中のnavidadとはスペイン語でクリスマスのこと。
    企業などでは、12/25のクリスマスから1/6の公現祭(Fiesta de Los Reyes Magos de Oriente)までが休業日となることが多いようです。
    12/24のクリスマスイブ(la noche buena)は公休ではないものの、早く終わる会社もあり、この日の夜にカトリックの教会で行われるMisa de Galloは多くの人でにぎわいます。
    クリスマスは、家族で過ごすのが一般的です。
  • スペインの子どもは、クリスマスにサンタクロース(Papá Noel)からと公現祭に三賢者(Los Reyes Magos de Oriente)からの2回、プレゼントをもらえるそうです。
  • 12/28の幼子殉教者の日(Día de los santos inocentes)は、スペインおよびスペイン語圏の多くの国で、4/1のエイプリルフール同様、ちょっとした悪ふざけをしてよい日とされています。
    また、12/31の大晦日(スペイン語でNochevieja)には12回鳴らされる鐘の音に合わせて12粒のブドウを食べるという習慣もあります。
    煩悩を払う除夜の鐘と違い、こちらは願い事が叶うというおまじないだそうです。

2.ドイツ語でクリスマス・新年の挨拶


◆ Frohe Feiertage und einen guten Rutsch ins neue Jahr!

英訳:Happy holidays and a happy new year!
和訳:幸せな祝日(クリスマスシーズン)と良い新年を!


ドイツの年末年始

  • ドイツの冬の風物詩といえるのが、11月末ごろから各地で催されるクリスマスマーケット。可愛い小物やホットワインを売る店が並び、観光客も多く訪れます。
    12/25、12/26の2日間は降誕祭(ドイツ語でWeihnachten)の祝日とされており、家族で過ごすのが一般的です。12/26はクリスマスの2日目(Zweiter Weihnachtsfeiertag)、聖シュテファノの日(Stephanitag)などと呼ばれます。

  • ドイツでは、12/6の聖ニコラウスの日(Nikolaus)も大きく祝われます。
    聖ニコラウスは、悪い子どもを懲らしめる「黒いサンタクロース」として知られる同伴者(Knecht Ruprecht)とともに現れます。子どもは、この日とクリスマスの2回、プレゼントをもらうことが多いそうです。
    ドイツ語でサンタクロースはWeihnachtsmannです。

  • 12/31大晦日(Silvester)と1/1新年(Neujahr)は、一年の中で唯一、打ち上げ花火を挙げてよい日とされており、にぎやかに(時に危険なレベルで)花火が上がるそうです。

  • Guten Rutschは「あけましておめでとう」を意味する決まり文句です。
  • バイエルン、バーデン・ヴュルテンベルク、ザクセン・アンハルト州では、1/6の三王来朝(Heilige drei könige)も祝日とされています。

3.フランス語でクリスマス・新年の挨拶


◆ Joyeux Noël!

英訳:Merry Xmas!
和訳:楽しいクリスマスを!


◆ Bonne fêtes de fin d’année!
もしくは
◆ Joyeuses fêtes de fin d’année!

英訳:Happy year-end festivities!
和訳:良い年末の祝祭を!


◆ Bonne année! Meilleurs vœux!

英訳:Happy new year! Best wishes!
和訳:よい新年を!最高のお祈りを!


フランスの年末年始

  • 上に上げた言葉の中にも出てくるフランスの「年末の祝祭」Les fêtes de fin d’annéeは、12/6の聖ニコラ(Saint Nicolas)から1/6の公現祭(l’Épiphanie)までの1ヵ月間のクリスマスシーズンを指します。
  • 12/6は、ドイツとの国境に接するアルザス(Alsace)地方では、聖ニコラ(Saint Nicolas)が同伴者の鞭打ち爺(Père Fouettard)と現れ、子どもにお菓子を配るそうです。
  • 公休日となるのは12/25のクリスマス(Noël)。クリスマスは家族で集まって過ごすのが一般的です。
    サンタクロースは「クリスマスのおじさん」(père Noël)と呼ばれます。
  • 12/31は年越しの宴(le réveillon de la Saint Sylvestre)として、フォア・グラ(foie gras)やシャンパーニュ(Champagne)の並ぶ豪華な食事が楽しまれます。
  • 1/6の公現祭には多くの人が、小さな人形(fève)の入った「三賢王のケーキ」(galette des Rois)を食べ、運試しをします。

4.イタリア語でクリスマス・新年の挨拶


◆ Buon Natale e Felice Anno Nuovo!

英訳:Merry Xmas and a happy new year
和訳:楽しいクリスマスと良い新年を!


イタリアの年末年始

  • イタリアでは、12/25のクリスマス(イタリア語でNatale)から1/1の神の母聖マリアの祭日(festa di Maria Madre di Dio)までをクリスマスの8日間(Ottava di Natale)と呼んで祝います。
    それぞれの日は聖人にささげられており、12/26は最初の殉教者聖ステファノの日(Santo Stefano protomartire)、12/27は預言者聖ジョヴァンニの日(San Giovanni Evangelista)、12/28は幼子殉教者の日(Santi Innocenti)、12/31は聖シルヴェストロの日(San Silvestro)と呼ばれます。
  • スペインと同様、カトリックが多いイタリアでは、多くの人々が教会に行き、クリスマスのミサに参加します。
    クリスマスは親族で集まって過ごすのが一般的です。
    イタリア語でサンタクロースはBabbo Nataleです。
  • クリスマスを教会と家で過ごすのと対照的に、12/31は外でご馳走を食べ、花火を見るなどして、にぎやかに年越しを祝うことも多いようです。
  • 1/6の公現祭(Epifania del Signore)には、ベファーナという名の魔女が現れ、子どもにお菓子を配ります。多くの場合、この日までクリスマス飾りが飾られます。
    公現祭の後すぐの日曜日はキリストの洗礼の日(battesimo del Signore)と呼ばれ、この日までにクリスマス飾りを片付けることが多いようです。

5.中国語で新年の挨拶


◆ 新年快乐,恭喜发财。

英訳:Wish you a happy and prosperous new year!
和訳:幸せで実り多い新年になりますように!


中国の年末年始

  • ご紹介した表現は、新暦の正月である1/1でも、1月末か2月上旬の旧正月(春節)でも、同様に使えるフレーズです。
    新暦の正月は、大晦日12/31から元旦翌日の1/2までが一般的な休業日ですが、旧正月の方は1週間程度の長期休みとなり、より盛大に祝われます。
  • 後半の「恭喜发财」は「お金持ちになれますように」という意味です。
    直接的な表現に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、一般的によく使われる表現です。
    収入が増えるのは嬉しいこと、と捉える文化を受け入れて、ためしに使ってみてはいかがでしょうか。
  • クリスマスは祝日ではなく、日本同様、宗教的な意味合いを外れた商業的なイベントとして定着しています。
    新暦の正月に特別な飾りつけがないことから、旧正月近くまでクリスマスの飾りつけが出ていることもあるようです。
    中国語でクリスマスは「圣诞节」、サンタクロースは「圣诞老人」といいます。

6.インドネシア語でクリスマス・新年の挨拶


◆ Selamat Hari Natal & Tahun Baru 2018!

英訳:Merry Xmas & happy new year 2018!
和訳:楽しいクリスマスと、良い2018年の新年を!


インドネシアの年末年始

  • インドネシアというと、イスラム教のイメージが強いかもしれませんが、実際にはさまざまな宗教が混在しています。
    クリスマス(Hari Natal)は、日本同様にイベントとして楽しまれているようです。
    12/25のクリスマスは祝日で、前か後にも祝日があり、2日連続のお休みとなるそうです。
  • 1/1は国家としての正月およびキリスト教の正月ですが、多民族国家のインドネシアでは1月末~2月上旬の旧正月(Tahun Baru Imlek)、3月のヒンドゥー正月ニュピ(Hari Raya Nyepi)、9月末~10月上旬のヒジュラ正月(Tabun Baru Hijriyah)も同様に祝われます。

7.タイ語で新年の挨拶


◆ ขอให้ ปี 2561 เป็นปีแห่งความสุขและความสำเร็จ สวัสดีปีใหม่

英訳:Wish year 2018 bring you happiness and success. Happy new year.
和訳:2018年が幸せと成功の年になりますように。あけましておめでとうございます。


タイの年末年始

  • 日本人がタイでカレンダーを見てびっくりすることがあるのが、543年先の未来を示す年の表記ではないでしょうか。
    タイでは仏滅紀元のタイ太陽暦が公式な暦として利用されており、カレンダーやカードでしばしば見かけます。たとえば2018年は仏歴2561年です。
    カレンダーなどには、実用のために、西暦も併記されることが一般的です。

  • タイでも、インドネシア同様、1/1のいわゆる元旦に加え、1月末~2月上旬の中国正月、4月のタイ正月ソンクラーン(สงกรานต์)と、3つの正月が設定されています。

  • タイの年末年始は、大晦日の12/31と1/1の2日間のみが休みとなることが一般的ですが、人々の感覚としては、ソンクラーンまでは“お正月気分”ということも多いようです。
    クリスマスは祝日ではなく、日本や中国同様、宗教的な意味合いを外れた商業的なイベントとして定着しています。


* * *

最後に、重要なアドバイスを。
海外では、12/24から1/1までがお休みになる企業も多くありますので、くれぐれも送信タイミングを逃さないようご注意ください。
皆さんの年末年始の交流にご活用いただけたら幸いです!

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