1. 英単語力を伸ばすために知っておくべき2つのこと


英会話ができるようになるための英単語の覚え方を知る前に、なぜ丸暗記では意味がないのかお話します。

◆単語の丸暗記では本当の英語力が伸びない

今までの覚え方だと、

  1. “Apple”は「アップル」と読む
  2. 「アップル」の意味は「りんご」
  3. 「りんご」は「赤くて丸い果物」

というように、頭の中で、”Apple”を日本語の「りんご」に変換し、次に「りんご」をイメージするという3つのステップを経て、英単語を理解するという形になっています。
しかし、いちいち、この行程を踏んでいたら会話は成り立ちません。

英会話では、”apple”と聞いて、すぐに「赤くて丸い果物」とイメージできる思考回路が必要なのです。


◆英単語力アップのカギは「イメージ」と「シチュエーション」

その思考回路ために重要なのが英単語に対するイメージとシチュエーションです。
イメージとは「英単語からダイレクトに意味や示すものを想像できること」です。

たとえば、日本でも日常的に使っている”pen”という単語はすぐに「字が書ける文房具」と想像できますよね。
”note”も、いちいち「帳面」だから「紙が束状にまとめられているもの」という理解の仕方はしません。

このように、「英単語だけで瞬時に意味や示している事がわかる」ものが増えれば、言葉を聞き返したりせずとも、すぐに相手の意図をくみ取ることができるようになります。


また会話では「シチュエーション」も欠かせません。

ただ単語を覚えただけならば、例えば「それをとって」と伝えたい時、この場にふさわしいのは”Take it please.”と”Pass me please.”のどちらなのか迷うと思います。
しかし、どういう場面・どういう流れでこの言葉が使われていたのかを知っていたら、すぐに相手に伝えることができます。

2. 要領よく単語を覚える5つのステップ


単語を覚えるのには“イメージ”と“シチュエーション”が大切ということは理解できましたでしょうか?
とても大切なことなので、絶対に忘れないようにしておいて下さい。

それでは、具体的にどう学習していけば“イメージ”と“シチュエーション”の中で、効率よく覚えられるのでしょうか?

ここでは、そんな疑問にお答えする5つの練習ステップを紹介していきます。
一つ一つはとても基本的なことですが、確実に大きな違いが出ます。

◆STEP1.興味のある記事や物語などを読む

まずは自分の興味のある英文を読んでみましょう。
海外のスポーツ記事や物語、ダイアログでも構いません。
興味があるコンテンツならば、モチベーションが下がらずに続けられますし、楽しく学んだことは印象にも残りやすい。
まさに、一石二鳥なのです。


◆STEP2.分からない単語をピックアップ

知らない単語や、意味がわからなかった単語をピックアップしていきます。
英単語は”staff(職員・杖)”のように、同じつづりでも全然く異なる意味を複数持つものもあります。
自分の知っている意味で読むと文章がおかしくなると感じたら、その単語もチェックしておきましょう。


◆STEP3.単語の意味を『英英辞典』で引く

先ほどピックアップした単語を辞書で引いてみましょう。
ここでのポイントは『英英辞典』を使うこと。
例えば”apple”であれば、英英辞典には”a hard round fruit that has red.”などと書いてあります。「赤い」「丸い」「果物」というイメージを、英語のまま覚えることができるのです。

また、説明の中で意味がわからない単語があれば、そちらも英英辞典で引くことにより、関連付けて覚えることができます。

もし、英英辞典が難しいと感じるならば、単語の意味を視覚的に覚えることができる『ピクチャー・ディクショナリー』を使用しても構いません。大切なのは、単語の意味をすぐにイメージできるようになるということです。


◆STEP4.単語帳、ノートに書く

調べた単語の意味は、単語帳やノートなどに転記してください。
できれば、ノートや鉛筆などのアナログツールを使うことをおすすめします。
実際に自分で書くことで、頭だけでなく体に覚えさせることができるからです。


◆STEP5.反復練習

単語帳やノートに転記した内容を通勤時間などに繰り返し見返したり、声に出したりしてみましょう。
反復練習によって、覚えた単語をしっかりと記憶に定着させていくことが重要です。

3. 三日以内に繰り返しの復習を


「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知でしょうか?

人は単調に覚えたことだと翌日には半分、3日後にはほとんど忘れてしまう・・・ということを、グラフにまとめたものです。

ebbinghaus1.jpeg

<エビングハウスの忘却曲線>

図でも分かるように、せっかく多くの英単語を覚えても、人はすぐに忘れてしまうのです。
では、どうすれば忘却の速度を緩められるのでしょうか。

それは「反復練習」に他なりません。
翌日、つまり24時間後に半分忘れてしまうのならば、24時間以内にもう一度記憶して、定着させればいいのです。
最初にきっちり覚えておけば、以降は3日後、1週間後と復習の頻度を下げても大丈夫です。

また、「エビングハウスの忘却曲線」は、意味のない単語を単調に覚えさせた時の図ですから、覚える英単語に“イメージ”や“シチュエーション”が加われば、グラフほど急激には忘れることはないでしょう。

まずは、ご紹介した5つのステップで楽しく英単語を覚えてみてください。
そして、通勤時間などのちょっとした時間に反復練習!
これを1年ほど続ければ、標準的な英単語はおおよそカバーでき、英単語に付随するフレーズも合わせてマスターしているはず。

さらに、単語とイメージをセットで覚えるので、会話中でもスムーズに単語が出てくるようになりますよ。


さぁ、英語が使える理想の自分に向かって一歩踏み出しましょう!

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