私が以前読んだ日本語の小説、池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」を話し相手に勧める体で、本の魅力を伝えるお手本をお見せします。私がこの小説について伝えたいことは以下の通りです。

池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」という本を読んだことはありますか?

設定は現代の日本で、小さな運送業者のトラックのタイヤが走行中に突然外れてしまって、偶然そこで歩いていた親子にぶつかり死なせてしまうところから物語が始まります。

自分の運送業者はトラックの整備を怠ったことはないので、トラック自体に欠陥があったのでは・・・?と考える運送会社の経営者は真相を確かめようとします。
しかし、事故の影響で会社や家族関係が危うくなる等、色々な試練に直面します。
長年の付き合いがあるのに事故があった途端手のひらを返す銀行支店長や、自分の会社のリコール隠しを暴こうとする大企業のエリート社員など、人間味あふれる登場人物が出てくる、中小企業と大企業の闘いと正義がテーマの熱い小説です。

作家が実際に元銀行マンだったので、ストーリーがすごくリアルです。
結末は教えませんが、すごく面白くてバァーッと一気に読み終わっちゃいました。
おすすめです。一度読む価値はありますよ。

1. 物語の背景を語る


まずは物語の背景から。
時代設定、場所設定や、お話の出だしを語るには次のようなフレーズを使います。
物語のあらすじを伝える時は、現在形を使います。

●設定のことを話すには : It is set in 時代・場所

It is set in modern day Japan.

設定は現代の日本です。


●物語の始まり方を話すには : The story starts when 出来事 .

The story starts when a truck tire of a small transport company suddenly flies off the truck and hits a family that happens to be taking a walk there and kills them.

小さな運送業者のトラックのタイヤが走行中に突然外れてしまって、偶然そこで歩いていた親子にぶつかり死なせてしまうところから物語が始まります。

【解説】
・Happen to be 動詞ing : たまたま 動詞 していた

「たまたまそこでランチしていた I happened to be having lunch there」「その時たまたまニュースを見ていた I happened to be watching news at that time」など、偶然居合わせたという意味で使います。

2. 主人公を語る


主人公の目的や行動、さらに直面する問題の例を伝えると相手もお話の方向性を理解しやすいですよね。次のようなフレーズを使います。

●主人公の目的と行動を話すには : He/she tries to 動詞

The president of the transport company thinks the truck itself may have had a problem because his company had never failed to do regular maintenance, so he tries to find out the truth.

自分の運送業者はトラックの整備を怠ったことはないので、トラック自体に欠陥があったのでは・・・?と考える運送会社の経営者は真相を確かめようとします。


●主人公が直面する問題を話すには : He/she runs into trouble like 問題

He runs into lots of trouble like his company and his family relationship being put at stake.

事故の影響で会社や家族関係が危うくなる等、色々な試練に直面します。


【解説】
・Be put at stake: 危うくなる
「我々の事業(の存続)が危うい Our business is put at stake.」「乗客の命が危うい The passengers’ lives are put at stake.」など、危機に瀕するという意味で使います。

3. 魅力的な登場人物を語る


面白い小説には欠かせない、魅力的な登場人物のことを話すには次のようなフレーズを使います。

●登場人物のことを話すには : There are characters like _登場人物  who 特徴

There are interesting characters like a bank manager who does a complete 180 once he finds out about the accident and an elite businessperson who tries to unveil his company’s recall cover-up.

長年の付き合いがあるのに事故があった途端手のひらを返す銀行支店長や自分の会社のリコール隠しを暴こうとする大企業のエリート社員など、面白い登場人物が登場します。


【解説】
・Do a complete 180 : てのひらを返す
180度ターンをするかのように態度をガラッと変える、という意味で使います。180は、one-hundred eighty ではなく、one-eighty と発音します。


・Recall cover-up : リコール隠し
「彼女はケチャップのシミをエプロンで隠そうとした She tried to cover up her ketchup stain with an apron.」などで使われるように cover up は動詞ですが、間にハイフン(-)を入れることにより名詞に変化します。

4. 物語のテーマについて語る


テーマを一言で言い表すには、次のようなフレーズを使います。

●テーマを伝えるには : It’s a novel all about テーマ

It’s a novel all about justice and conflict between a small company and a big enterprise.

中小企業と大企業の闘いと正義がテーマの熱い小説です。

5. 作者について語る


作者のちょっとした特徴などを添えると、小説が書かれた背景が垣間見られて、さらに魅力が伝わりますよね。
次のようなフレーズを使います。

●作者の特徴を話すには : The author is actually 特徴

The author was actually a banker before, so the story is very realistic.

作家が実際に元銀行マンだったので、ストーリーがすごくリアルです。

6. 本を勧める


結末がわからないように話を切り上げて、本を勧めるには次のようなフレーズを使います。

●結末がわからないように話を切り上げるには : I’m not going to give it all away.

I’m not going to give it all away for you.

結末は教えませんよ。

●読んだ感想を伝えるには : I read through it in no time.

It was really fun and I read through it in no time.

すごく面白くてバァーッと一気に読み終わっちゃいました。

●最後に本を読むのを勧めるには : I recommend it. It’s worth a read.

I recommend it. It’s worth a read.

おすすめです。一度読む価値はありますよ。

7. 全てまとめて話す


ではこれまでご紹介したフレーズを全て使った例を聞いてみましょう。

Have you read Jun Ikeido’s “Flying Tire” before?
Well, it is set in modern day Japan.

The story starts when a truck tire of a small transport company suddenly flies off the truck and hits a family that happens to be taking a walk there and kills them.

The president of the transport company thinks the truck itself may have had a problem because his company had never failed to do regular maintenance, so he tries to find out the truth.
He runs into lots of trouble like his company and his family relationship being put at stake.
There are interesting characters like a bank manager who does a complete 180 once he finds out about the accident and an elite businessperson who tries to unveil his company’s recall cover-up. It’s a novel all about justice and conflict between a small company and a big enterprise.

The author was actually a banker before, so the story is very realistic.
I’m not going to give it all away for you, but it was really fun and I read through it in no time.
I recommend it. It’s worth a read.

池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」という本を読んだことはありますか?

設定は現代の日本で、小さな運送業者のトラックのタイヤが走行中に突然外れてしまって、偶然そこで歩いていた親子にぶつかり死なせてしまうところから物語が始まります。

自分の運送業者はトラックの整備を怠ったことはないので、トラック自体に欠陥があったのでは・・・?と考える運送会社の経営者は真相を確かめようとします。
でも事故の影響で会社や家族関係が危うくなる等、色々な試練に直面します。
長年の付き合いがあるのに事故があった途端手のひらを返す銀行支店長や自分の会社のリコール隠しを暴こうとする大企業のエリート社員など、人間味あふれる登場人物が出てくる、中小企業と大企業の闘いと正義がテーマの熱い小説です。

作家が実際に元銀行マンだったので、ストーリーがすごくリアルです。結末は教えませんけど、すごく面白くてバァーッと一気に読み終わっちゃいました。
おすすめです。一度読む価値はありますよ。


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自分のお気に入りの本を、人に熱く語るイメージはつきましたか?
相手に「それ、読んでみたい」と思わせることができれば、本だけではなく、あなた自身の魅力もきっと伝わっていますよ。

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