英検®️とは

英検®とは

英検®とは、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する英語技能検定で、正式名称は「実用英語技能検定」です。

冒頭でお伝えしたように、近年、進学制度は筆記試験を主体とした試験から、実用的な英語力を身につけた生徒を優遇する形に変わってきています。

具体的には、英検® 3級では高校入試の優遇、準2級では大学入試の優遇、2級以降は大学の単位認定が得られます。
準1級から1級では公務員試験での加算もあり、実社会での評価につながるという大きな魅力があります。

さらに英検®は、海外留学時の英語力証明としても活用できます。
北米を含む約400の大学やカレッジが語学力の証明として英検®を認定しており、留学時のパスポートとして英検®は強い味方となります。


各級の内容と難易度

英検®の各級と難易度

(出典:日本英語検定協会

ここでは、今一度英検®の各級の内容や難易度を見ていきましょう。


5級

英検® 5級は中学初級レベル、必要単語数は約600単語とされています。
家庭、学校、地域などを題材としたリーディングの空所補充や、リスニングでは適切な応答文の選択問題が出題されます。

一次試験は筆記試験25分、リスニング20分に加え、2016年度から約3分間のスピーキングテストが導入されました。
ただしこのスピーキングテストは合否に影響はなく、コンピューター端末を活用した録音形式で実施されます。

〈リーディング例題〉
A : What is your favorite (   )?
B : I like red.

1. milk  2. fruit  3. color  4. pet

出典:Grade 5 実用英語技能検定|公益財団法人 日本英語検定協会


4級

英検® 4級は中学中級程度レベル、必要単語数は約1,400単語とされています。
一次試験は筆記試験35分、リスニング30分に加え、5級と同様に録音型のスピーキングテストが実施されます。
リーディング、リスニング試験の題材は5級と同様、家庭や学校、地域、電話などに関するものですが、問題文の長さや内容の難易度が上がります。

〈リーディング例題〉
A : How long did you play tennis today?
B : (   ) two hours.

1. For  2. Since  3. With  4. Through

出典:Grade 4 実用英語技能検定|公益財団法人 日本英語検定協会


3級

英検® 3級は中学卒業程度レベル、必要単語数は約2,100単語とされています。
一次試験は筆記試験50分、リスニング25分に加え、3級からはライティングと二次試験の面接が加わります。
二次試験は約5分間の個人面接で、音読、パッセージやイラストについての質問、日常生活の身近な質問に答える形式です。

〈リーディング例題〉
A : Where are you going, Mom?
B : To the market to get some fresh vegetables. They were all grown by local (   ).

1. doctors  2. pilots  3. farmers  4. musicians

出典:Grade 3 実用英語技能検定|公益財団法人 日本英語検定協会


準2級

英検® 準2級は高校中級レベル、必要単語数は約3,600単語とされています。
一次試験はリーティング、リスニング、ライティングの筆記試験が75分、リスニングが25分で、二次試験は約6分間の個人面接があります。
二次試験では音読、パッセージに関する質問が3題、自分自身の意見を述べる質問が2題出題されます。

〈リーディング例題〉
Lisa read a (   ) on the side of the road. It said to watch out for falling rocks.

1. warning  2. channel  3. shade  4. variety  

出典:Grade Pre-2 実用英語技能検定|公益財団法人 日本英語検定協会


小学生は何級を目指せばよい?

日本英語検定協会によると、2021年度実施分の英検®受験状況データでは、小学生以下の受験志願者数は461,154名に上りました。

英検®で小学生の受験者が多いのは5級と4級とされています。
語学は積み重ねなので、いきなり難易度の高い級を受験するのではなく、まずは5級から挑戦するのがよいでしょう。
5級と言っても、語彙は約600単語覚える必要があり、中学初級程度のレベルです。
英語力の基盤を作るつもりで、一級ずつレベルアップしていくのがおすすめです。

英検®️の勉強方法

英検®の勉強法

それでは、小学生が英検®を受験するにあたっておすすめの勉強法はどのようなものがあるのでしょうか?
段階的に勉強する手順をご紹介します。


〈勉強方法1:単語を覚える〉

まずは、単語の勉強から始めます。
書店にある英検®に出てくる単語集やCD付属の参考書を用いて語彙力を身につけていきます。
一通り単語を勉強したら、繰り返し単語テスト確認するようにしましょう。
英検® 5級、4級ではライティングテストはないので、スペルを正しく覚える必要はありません。


〈勉強方法2:リスニングの練習をする〉

知らない単語は聞き取ることができないため、リスニングの練習の前にしっかりと単語を覚えることが重要です。
CD付属の参考書や、英検®に特化したスマホアプリを活用しましょう。
リスニングでは会話の応答文選択問題が出題されます。
特に初めて英検®に挑戦するという場合は、しっかり5W1Hの疑問詞 (What, Why, When, Who, Where, How) を覚えるのがポイントです。


〈勉強方法3:過去問を解く〉

単語やリスニングの勉強をしたら、過去問を解いて試験に慣れるようにしていきましょう。
英検®公式ホームページでは過去1年 (3回分) の過去問が掲載されていますし、書店で過去問集を入手するのもよいでしょう。
たくさん過去問を解くことで、特にリスニングにおいては耳がどんどん慣れていくため、点数アップに効果的です。


〈勉強方法4:スピーキングの練習をする〉

筆記試験の勉強は一人でできても、スピーキングテストである面接対策は一人では身につきません。
特に英検® 3級以降の面接はたった数分間という短い時間で実力を見せないといけないため、しっかりと対策する必要があります。
そのためには、保護者の方や塾、英会話教室などで音読や質問の受け答え、模擬試験など万全な対策を練ることが必須です。

英検®️の申込みからの流れ

英検®の申込み手順

英検®️には学校や企業などの団体で申込みを行う団体受験と、個人受験があります。
団体受験の場合は、検定料や申込み方法が異なりますので、各団体にご確認ください。
ここでは個人受験の申込みの流れをご紹介します。


検定料金

個人受験での英検®️検定料は以下の通りです (2022年度時点) 。

検定料 (税込)
5級 3,900円
4級 4,500円
3級 6,400円
準2級 7,900円
2級 8,400円
準1級 9,800円
1級 11,800円



申込み方法

個人受験での申込み方法は以下の3種類があります。

  • インターネット申込み

    1. 英検®公式ホームページから英ナビ!ユーザ登録

    2. 英検ID取得

    3. 申込みデータ入力

    4. 決済

    5. 申込み完了

  • コンビニ申込み
    ローソン、ミニストップ、セブン-イレブンにて、申込み期間中に各コンビニの情報端末機から申込み可能です。

  • 特約書店申込み
    特約書店とは、「英検®パンフレット (願書付) 」の無料配布と検定料受領を取り扱う書店のことです。
    全国約3,500店舗以上あり、申込み期間中は英検®のポスターが掲示されています。

    1. 特約書店にて願書を入手

    2. 検定料の支払い

    3. 必要書類の郵送

    4. 受験票などのお届け


英検®️を受ける心構え

前述したように、年々、小学生の英検®受験は増加傾向にあります。
小学校での英語必修化がされたとはいえ、初級である英検®️ 5級であっても簡単に合格とはいかないかもしれません。
英検®️を受験する子供のために、保護者が気をつけるべきことは何があるのでしょうか?

無理をさせない

英検®️に合格すると得られるメリットがあることはすでにご説明した通りですが、本人にやる気がないのに無理して勉強させても、英語嫌いになってしまう可能性があります。
まずは本人に受験の意思があるかを確認して、やる気があればチャレンジさせてみましょう。

受験する場合は、いきなり難しい級に挑戦するのではなく、無理のない級から段階的に始めてみましょう。
合格することで自信がつき、さらに知識を深めたいというやる気にもつながっていきます。

ゲーム感覚で取り組む

初めての英検®️受験では、楽しく英語を勉強するために、英検のスマホアプリを活用するのもよいでしょう。
最近では、クイズ形式で楽しみながら単語を覚える単語アプリも充実しており、正しい発音を覚えてリスニング対策や音読の対策にも適しています。

試験当日は付き添いまで

英検®️ では、マークシート形式の解答用紙や面接カードに名前や個人番号などの必要項目を記入します。
受験者が年少者で、本人記入が難しい場合は、必要事項を記入したコピーを持参するか、保護者が試験場で代筆することも可能です。

まとめ

日本の英語教育は、世界で通用する実用的な英語力が身につくようにと変容しつつあります。 語学の勉強の最終目標は、コミュニケーションにあります。
単に合格を目標とするだけでなく、英検®️の勉強をきっかけとして、その先の未来の異文化コミュニケーションの糧となるような英語力を身につけていきましょう。