英語での自己紹介

英語の自己紹介

入社や転職などが重なる時期には、何かと自己紹介をする機会も多いものです。
まずは、英語での自己紹介で押さえておくべきポイントや表現を見ていきましょう。

第一印象の重要性

第一印象とは、文字通り、初めて会う人に対して持つ最初に受ける印象です。
心理学の「初頭効果」では、最初にその人に対して受けた印象がその後の評価にも大きく影響することが実験により判明しており、いかに自己紹介で好印象を残すことが重要かが分かります。

特にビジネスシーンでは社内だけでなく、社外の取引先に対して自己紹介をすることもあるでしょう。
「今後もこの人に仕事を任せたい」「この人とビジネスをしていきたい」と直感的に思ってもらうには、第一印象で好印象を残すことがキーとなります。

名前を伝える表現

まずは、自分の名前を伝えます。
外国人にとっては日本人の名前は耳慣れず、一度で聞き取ってもらえないこともあります。

特に、3音節や4音節の名前は外国人にとって発音しづらいため、「ゆかり」なら「ユカ」、「ひろゆき」なら「ヒロ」など、外国人でも呼びやすいように短く呼んでもらうように工夫しましょう。

  • Hello, I’m Yukari Watanabe. Please call me “Yuka”.
    こんにちは、渡辺ゆかりと申します。「ユカ」と呼んでください。

  • Hello, I’m Atsushi Tanaka. Everyone calls me “Atsu”.
    こんにちは、田中 敦です。「アツ」と呼ばれています。

  • Hello everyone, my name is Hiroyuki Kobayashi.
    Some people find it hard to pronounce, so feel free to call me “Hiro”.
    みなさんこんにちは、小林裕之と申します。人によっては発音がしにくいので、「ヒロ」と呼んでください。

もっと詳しく、初対面で使える英語の挨拶を知りたい方はこちらも参考にしてください。

ビジネスでの自己紹介に使える英語表現

ビジネスでの初対面の自己紹介では、所属部署や役職、バックグラウンド、働く意気込みなどについて伝えましょう。スマートに伝える例文をご紹介します。

〈はじめの挨拶〉

  • I’d like to introduce myself.
    自己紹介をさせてください。
  • I just started here. This is my first week.
    私はまだ入社したばかりで、今週が最初の週になります。
  • I started my career as a digital marketing specialist.
    私はデジタルマーケティングスペシャリストとしてキャリアを始めました。

〈部署・役職の紹介〉

  • I’m an accountant.
    私は経理担当です。
  • I’m in charge of Human Resources.
    私は人事を担当しています。
  • I report directly to the Head of PR.
    私は広報部長の直属です。(私の上司は広報部長です。)
  • As a sales manager, I will be responsible for XXX.
    私は営業部長として、XXXを担当します。

〈締めの挨拶〉

  • I’m looking forward to getting to know you all.
    みなさんとお知り合いになれるのを楽しみにしています。
  • I’m still finding my feet and I haven’t met all of you yet, but I’m looking forward to working with you all.
    まだ慣れておらず、すべての人に会えていませんが、みなさんと働くのを楽しみにしています。

相手の興味を引く表現

同時に複数の人が自己紹介をする場では、インパクトを与えるために自分の強みを言ったり、ユニークなジョークを交えたりすると印象に残る自己紹介になります。

  • If you ever have questions about XXX, I’m definitely your go-to person.
    もしXXXについて質問があったら、ぜひ私までお問い合わせください。
  • I’m too shy, please come say hi.
    私はとてもシャイなので、ぜひ「hi」と挨拶しに来てください。

自己紹介の質問への答え方

自己紹介の場面では、相手から質問を受けることもあります。
単純にYes, Noで答えるだけでなく、さらに会話を発展させていける回答をした方が望ましいです。
質問への適切な答え方もここでシミュレーションしていきましょう。

Q: Where are you from?
出身はどちらですか?

A: I’m from Okinawa. Have you heard of it before? Okinawa is a tropical island in the south of Japan.
日本の沖縄出身です。沖縄は 日本の南部にあるトロピカルな島です。沖縄について聞いたことがありますか?

Q: What do you like to do in your free time?
時間があるときには何をするのが好きですか?

A: I like to play sports.
I also like traveling overseas. I’d love to visit Australia one of these days.
スポーツをするのが好きです。
海外旅行も好きで、いつかオーストラリアに行きたいです。

Q: Your English is great! How did you learn?
英語が上手ですね!どのように英語を学んだのですか?

A: Thank you.
I studied English for several years at Berlitz.
I also pick up new things watching videos online in my free time.
ありがとうございます。
ベルリッツで数年間英語を学びました。
時間のあるときにはYouTubeの動画を観て独学もしています。

本当の問題は自己紹介そのものではなくその後の会話にある!

自己紹介後の英会話

日本語でも、「初対面の人とは何を話したらよいか分からない」、「会話が続かなくて気まずい……。」と苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか?
そんなときに相手と距離を縮めるためのコツをご紹介します。

会話を続けて相手との距離を縮める

「雑談」は英語で「スモールトーク (small talk)」と言います。
休憩時間や終業後などにちょっとしたスモールトークをすることで、相手のことを知ることができ、同僚とのコミュニケーションの大きな潤滑油となります。

スモールトークに適しているとされるのは以下の話題です。

  • 仕事
  • 天気
  • 週末の出来事(映画鑑賞・スポーツ・レストランなど)
  • 食べ物
  • 旅行

スモールトークの話題のほとんどは上に挙げたものから発展していけるでしょう。

反対に、スモールトークには避けた方が良い話題もあります。

  • 政治
  • 宗教
  • 恋愛関係
  • 収入
  • 人種・性
  • 外見・体型
  • 年齢

これらはとてもデリケートで個人的な話題です。
特に政治や宗教に関しては、自身の信条を強く持っている人もいるため、話題にのぼると感情的な議論に発展してしまう可能性もあります。

日本でもごく近しい人としか話さない話題であるように、初対面の外国人や、特段親しくない同僚の外国人に対してもこれらの話題は振らない方が無難でしょう。

さらに英語の雑談に使える話題や例文を知りたい方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。

会話に困ったときは相手に質問をする

会話には、「質問術」が欠かせません。
コミュニケーション力が高い人は質問上手で、会話を引き出すのがうまいという特徴があります。
会話はキャッチボールであるとよく言われるように、適切な質問をすることによって、さらに会話が弾みます。
会話に困ったときには、スモールトークでご紹介した話題を利用して、次のような質問をしてみましょう。

  • How long have you worked here?
    ここでどのくらい働いているんですか?
  • Do you have any plans for the weekend?
    週末の予定は決まりましたか?
  • Do you know any good restaurants for lunch around here?
    この辺りでランチにおすすめのレストランを知っていますか?
  • Where is the best place to get coffee near the office?
    会社の近くでコーヒーを買うのに一番良いところはどこですか?

また、相手が着ている洋服や靴、髪型を褒めるのも大変良いコミュニケーションです。
日本では知らない人に対して洋服や髪型を褒めることはあまりありませんが、特にアメリカでは他人に対しても気軽に褒める文化が根付いています。

褒め言葉は良い会話のきっかけになるだけでなく、ポジティブな印象を残すことができます。

  • I like your jacket, where did you get it?
    いいジャケットですね、どこで買ったんですか?
  • Did you get a haircut? I like your new hairstyle!
    髪を切りましたか?良い髪型ですね!

さらに詳しく英語の雑談での「質問術」を知りたい方はこちらをどうぞ。

まとめ

いかがでしたか?
自己紹介は、複雑に長く話す必要はなく、むしろシンプルにまとめた方が好まれます。
さらに、新天地での仲間と距離を縮めるためにはスモールトークや質問力を磨いて、会話力をブラッシュアップしていきましょう。

自己紹介は緊張するものですが、自分自身をさらに知ってもらうための最高のプレゼンテーションの場でもあります。
ぜひこれらのポイントを踏まえて、短い自己紹介文を作ってみてくださいね。

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